「オリジナリティー」 は 途方もなく 苦しい

January 12 ,2012

■■ コラムVOL.114
■■ 「オリジナリティー」 は 途方もなく 苦しい
 


 
2012年がはじまりました。
新しい年、最初のTIPSに何をピックアップしようかと色々迷いましたが、
以前から愛読していた記事から今年のスタートを切ってみたいと思います。
 
三重大学医学部・分子病態学講座教授であり、『プロフェッショナル
根性・研究者の仕事術』『ハーバードでも通用した研究者の英語術』
(羊土社)の著者として知られる島岡要(Motomu Shimaoka)氏の
ブログ"ハーバード大学医学部留学・独立日記 第二部三重大学医学部編"
から『個性とは苦しみである』のご紹介です。
 
<以下、引用>
 
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「オリジナリティー」 は 途方もなく 苦しい
 
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かって私の「個性」に対する考えに
"パラダイムシフト"を起こした橋本治の言葉を思い出しました:
 
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「個性とは傷である」
 
個性を伸ばす教育と言う人の多くは、
個性というものを誤解している。
 
個性とはそもそも哀しいもので、
そんなにいいものではないのである。........
 
一般性をマスターしたその上に開花する個性
などという、都合のいいものはない。個性とは
一般性の先で破綻するという形でしか訪れない。
そういうものだからしかたない。
 
個性を獲得するは「破綻」と
「破綻からの修復作業」なのである。
 
橋本治「いま私たちが考えるべきこと」
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橋本治の言葉が意味するものは、あまりにも多くの場面において、
「差異」を「個性」と取り違えているということに対する嘆きと怒りです。
個性とは、一般的な課題を成し遂げたことの延長線上にある「少し違った
素晴らしい創造的な何か」とは本質的に異なる次元にあるものなのです。
 
「個性のもと」とは、一般性からは逸脱しドロップアウトしたところにあり、
「役にたつ」とか「創造的」とは全く正反対の性質を含蓄する「破綻」なのです。
さらに「破綻からの修復」という作業だって、その作業の最中にはそれが本当に
「修復」なのか、逆にさらなる「破壊」なのかさえ本人には確信が持てません。
 
そのうちほんの一部だけがたまたま他人や社会のニーズに合致することがある
のですが、そうなってやっとその作業が「破綻からの修復=個性」であったと
事後承認されるのです。ですから言葉の定義上「使えない個性」というのは
ないのです。
 
また、いったん破綻から修復されればそのままずっと安定か?というと、
決してそうではないのです。またそれはすぐに破綻してしまい、次の
「修復か破壊か」事前にはわからない作業を開始しなければならないのです。
 
この終わりない、途方もなく苦しい、繰り返される作業のことを
「オリジナリティー」と呼ぶことにしています。
 
「オリジナリティー」の追求は常に苦しいものです。でも、もし今あなたが
苦しい思いをしているなら、それは必ずしも悪いことではないかもしれません。
それは「オリジナリティー」に向かっている可能性があるのですから。
 
 
(引用元)『個性とは苦しみである』島岡要
"ハーバード大学医学部留学・独立日記 第二部三重大学医学部編"
http://harvardmedblog.blog90.fc2.com/blog-entry-315.html

 
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さて、いかがでしょうか?
 
内なる自分とむずと向き合い、
それぞれが、それぞれのオリジナリティー
溢れる1年にしていただきたいと思っています!


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